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香取輝忠（かとり てるただ）

～私立中学校に通う高校入試の無い中1～中3 のご家庭に

「家庭教師など要らない！」これが私、香取輝忠の考え方です。成績優秀な生徒が、さらにその上を目指してトップレベルの家庭教師に習うのであれば話しは別です。しかし、成績が芳しくないケースでは家庭教師を付けるというスタイルには疑問符がつきます。そのような状況で家庭教師をつけて強引に知識を身につけても、自力で勉強する力が無ければ結局上の学校に進学しても潰れてしまいます。

大切なことは、正しく板書を写すなど、授業をきちんと聞いて必要な情報が得られる事です。たとえ授業が難解でも、あとでノートを見直して先生に質問に行く。友達に相談してもいい。わかるまで自分で考えて、暗記していく…これが勉強をするチカラです。この「勉強力」を身につけない限り、その場のテストを切り抜けても残念ながらいずれは立ち行かなくなってしまうのです。

私が運営する学習塾でも、このことは徹底した目標としています。そのために教師たちは生徒からの質問に答えるための十分な時間を取っており、ご家庭ではむしろ「お子様に教えないでください」とお願いしてきております。

私たちがお預かりしている小学生たちには、そのような正しい接し方と習慣付けで真の「勉強力」を習得させて参りました。小学校5 年生の子が、学校を終えたその日の夕方から4 時間の授業を最後まで集中して聞いております。その間の休憩時間は、わずか10 分だけです。この子たちは塾が終わって帰宅した後も、遅い夕食を取りながらノートを読み返すことができます。

ここまで知的作業の能力が整った小学生の前途には大いに期待できます。有名中学校に入学した後も、SEG や鉄緑会などの有名塾で、どんどん実力を伸ばすことができ、大学入試で大成功を収めています。

しかし…そのような私の塾の生徒ではなく、その波に乗り遅れてしまった生徒たちが沢山居ることも、これまで友人の佐藤大英君ら現場の中学校教師の方々から聞かされておりました。

ノートが取れない。先生の話しが理解できない。そもそもどのテキストのどのページを学習するのか、その日の授業のテーマすら把握していない。挙句の果てに、学校の授業開始直後に居眠りを始めてしまう。

その傾向は、小学校受験から私立の学校に入学した子に顕著なようです。中学校の中間・期末テストの成績も残念な成績に終始している。しかし、ご家庭は教育に熱心で、お子様の現状を何とかしたいと考えておられる。

そのような状況にある私立中学に通う中学生を対象とした教育フォローができないだろうか…そのような現場からの要請を受け、私はこの「ナビゲート」システムを発案し、実行してまいりました。

特に、小学校の内部進学で中学入試の勉強をして来なかった私立中学の生徒たちの多くは、その高い素質を活かすこと以前に前述した「勉強力」がありません。本格的な勉強をした経験が無いのです。

それでも本人としては頑張っているつもりが、テストでは思うように点が取れず、ご両親もついつい厳しすぎる言葉を浴びせてしまう。その結果、親子関係も上手くいかなくなってしまっている…

そのようなご家庭と生徒さんが対象です。この状況下では、ご両親にいくら学力があっても我が子を教えることはできません。指導は、やはり一人一人個別のカリキュラム、そして時間と空間が必要です。個別指導とは名ばかりの複数の生徒を同時に教える自習中心の塾や、センターから派遣された後は、そのセンターからは何ら支援がなく、孤立してしまった家庭教師では成果は出ません。まして、この状況下にある生徒にリモートワークの指導が効果を生むはずもありません。

そもそもタブレットの前にきちんと座ってくれるかどうかも怪しいのです。形式としてはやはり家庭教師というスタイルしか残っていません。ただし、成果が出ていないのに、単にアルバイトのお金目当てに回数と時間だけを引っ張るような指導者も居ます。一方で、熱心な家庭教師の先生でも、ご両親とはなかなか対等には話しができないケースが殆どです。結局、まじめな家庭教師が孤立したまま限界を感じて辞めてしまう。そんなケースを沢山見てまいりました。

無限堂の「ナビゲート」システムは家庭教師というスタイルの、上述したような欠点を補う最良の方法論です。残念ながら、「やる気の出るスイッチ」などは現在の医学では生徒の身体のどこからも発見されていません。

カチッとスイッチをON にするだけ…そんな単純な解決策があろうはずが無いことは、皆さまも痛感しておられるはずです。

私たち無限堂は、最善の努力をすることをお約束致します。それでも最後までご本人にやる気が出ない、そもそも勉強に全くの興味がない場合があります。「ナビゲートシステム」はこれまでに沢山の成功例をおさめて参りましたが、万能の方法ではありません。どんな物事にも、誰にでも通じる万能の方法などそもそも存在し得ません。その場合には残念ながら方法論の限界と認めざるを得ません。

この場合には、速やかに指導を停止し、ご家庭には別の方法を探していただきます。従来の孤立した家庭教師では、それを申し出る勇気が持てず、ただ単に時間とお金を浪費していくだけに終わったはずです。

また、指導は中学生までです。高校生の指導はいたしません。高校に進学するまでに真の「勉強力」を身につけていただきます。

そのような訳で、無限堂は家庭教師センターの方から、指導を撤退することがあり得るシステムとお考えください。毎回毎回の指導が真剣勝負です。そのために、授業料は毎回払いとさせていただきます。

衣食足りて礼節を知る…愛情豊かに育った良家の子女たちはそんな優しさに満ちた良い子ばかりです。しかし、ともすれば甘えがちになり、自己鍛錬をする機会を失してきてしまった。そのため本来備わっているはずの高いインテリジェンスが活かせていない…。そのようなご家庭とお子様にこそ、ぜひ我々無限堂をお試しすることをお薦めいたします。私たちと一緒に、お子様の眠っている能力を引き出して、未来への無限の可能性にチャレンジしてみませんか。

＊無限堂からご指導を辞退する例
　指導の時刻になっても生徒が帰宅しない。これが数度にわたり続いた。
　家庭教師到着後も「座ってください」などの指示に従わない。
　ご家庭からのスケジュールの変更が頻繁である。
　など…